2025年度スローガン 

「道」~心の躍動~ 

 

【はじめに】

 

 

 

「例え明日、世界が終るとしても、今日私はリンゴの木を植える」

 

 

 

耳にしたことがある方も居ると思いますが、これは、ドイツの神学者であるマルティン・ルターの言葉です。私がこの言葉を知った時、自分自身が今、努力して向き合っているモノや見えているコトは自らが抱く理想の未来にとって正解なのか。という自身の弱い部分を補ってくれた言葉の一つでした。

 

私は、青年会議所に入会する前に地域の仲間と任意団体を共に立ち上げ運動をした経験があります。地域の活性化を目指して、特に力を入れたことは当時トレンドでもあったマチコンを中心に行いました。また、マチコンという言葉を日本で波及させた企業と共同的に地域で事業を実施しました。実施した際は、地域が若者で賑わい、地域が活性化されたように見えた一方で、持続性においては、継続の仕組みと組織体制の課題が多く数年継続した先にあった未来は、解散という自身の理想とはかけ離れた結果となりました。

 

青年会議所は70年以上の歴史があります。明るい豊かな社会を目指し、運動の仕組みと組織を牽引するリーダシップの開発と成長の機会が提供された環境が強靭な組織の体力となり継続されているのだと自らの経験を経て感じます。当時の私は、不甲斐なさ故の自己嫌悪に運動意識が低下してしまいました。しかし、現在から過去を振り返ると決して無駄な経験ではなく、寧ろ自身の大きな知見として社業、青年会議所運動に大きく活かされていると感じます。過去の自分には無く、今の自分にあるものとは、支えてくれている存在を知っているかそうではないかです。努力し、苦悩に耐え負けそうになった時に、志を同じく、共に課題に立ち向かう仲間が見えるか。優しく支えてくれる家族を感じることができるか。私は、持久力を得る上で大切なことをこの青年会議所から学びました。

 

そして、入会から現在に至るまで青年会議所が持つ仕組みとスケールメリットを活かし、私なりに成長を目指して自らの環境に挑戦をかしながら、学びを得ることができていると感じています。一見無駄に見える行動も数年経てば、その限りでもない。

 

問題はその時、自身の納得のいく選択ができていたかが重要なのだと感じます。

 

私たち、現役JAYCEEは、実績を積み上げてこられた先輩諸兄の方々に比べると、知見に及ばずできることも限られることもあります。

 

「例え明日、世界が終るとしても、今日私はリンゴの木を植える」

 

今は、明確な成果は見えないかもしれませんが、必ず努力は未来に繋がるのだと信じ、臆することなく課題に対して手を伸ばし、自身の届く範囲で一人でも多くの幸せを目指す利他の精神で挑戦に向かって歩んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-組織運営会議-

 

70周年記念式典実行委員の総務運営も担うことから、会議体と示す。

 

 

 

【組織運営の魅力の促進】

 

 

 

私は、運動を展開するうえで、組織のガバナンスが保たれていることは非常に重要であると考えます。

 

青年会議所メンバーで展開される運動も管理がなされていなければ前に進むこともできません。また、一年間で計画された重要なフェーズではその効力が常に試されます。そして、それらの知見は青年会議所活動及び、運動への効果に留まらず、社業、プライベートのおいても物事の遂行、社会的信用や信頼にも重要です。私たちが組織として、日々学び実践し続けてきた組織運営の軌跡を当たり前ではない魅力と捉え、さらに磨き上げその仕組みを促進することで更なる組織の強化に繋げます。

 

 

 

【組織運営会議 事業計画】

 

 

 

1.富良野青年会議所諸会議の運営

 

 

 

2.諸事業議案の精査

 

 

 

3.富良野青年会議所議案上程管理・調整

 

 

 

4.新年交礼会の管理・実施

 

 

 

5.設立記念の夕べの管理・実施

 

 

 

6.歓送迎会の実施

 

※新入会員担当者が子議案で構築するものとする

 

 

 

7.70周年記念事業への参画

 

 

 

8.要覧対外誌の企画・製作

 

 

 

―総合政策委員会-

 

LDLeadership Development)指導力開発一集団と個人の活性化

 

LTLeadership Training)指導力訓練

 

 

 

【地域に住み暮らす人の魅力の発掘】

 

 

 

「子は親の背中をみて育つ」

 

ここでいう「親」を富良野青年会議所先輩諸兄とするならば、現在活発に運動を続ける私たちが見てきた背中は素敵な姿です。

 

私は、2024年に縁がありカンボジアへ行きました。そこは、経済発展を続け平均年齢26.5歳と若い力が溢れている一方で、わが子ほどの子どもが道端で寝ている姿を見て胸が締め付けられる感情を受けました。

 

 現在の北海道特殊出生率は1.06である。これは、全国でワースト2位でありこれから北海道を担う子どもの数としては、衝撃的な数字です。20246月に日経新聞でピックアップされた主な理由として、非正規雇用が多く収入面など、経済的な不安が背景にあるとされています。しかし、出生率の上がらない理由はその限りではないと私は考えます。人々が住み暮らす先にある幸福度は決して収入条件だけではなく、本当に大切にすべき「何故、働くのか」、「何故、日々努力して生きるのか」を知る事から始まるのだと思います。その根源には必ず「人」がいることに対し徹底的に考察することで、将来、子どもが笑って暮らす豊かな社会が広がる未来に繋がるのだと確信しています。子どもが道端で寝ているような未来があってはならない。先輩諸兄の想いが、脈々とつながれてきたからこそ今のふらのがあるのです。今を託されている私たちは、現状を疑い打開策を模索し、挑戦する心が大切です。明るい豊かな社会に向けて、課せられた課題の考察と解決に導く仕組みを具体化することで、未来を切り開くリーダーとなり、希望に満ち溢れた運動を邁進します。

 

 

 

【総合政策委員会 事業計画】

 

 

 

1.人的資本主義に関する調査・研究

 

 

 

2.DEIに関する調査・研究

 

 

 

3.人口オーナス期における対策の研究

 

 

 

4.次代に繋がるステークホルダーの構築

 

 

 

5.70周年記念事業への参画

 

 

 

―地域経済推進委員会-

 

CDComunity Development)社会開発一まちづくり地域の活性化

 

LIALeadership In Action)実践指導力開発

 

 

 

【地域に広がる魅力の創出】

 

 

 

私は2024年、北海道地区協議会地域活性化委員会の委員長として出向し、北海道のインバウンドを対象として輸出産業構築についての運動を行いました。北海道を対象に調査研究をして見えた「ふらの」は魅力に溢れ、地域の良さが活かされた仕組みが創られていることを知りました。そして、今がるのは観光に留まらない社会課題と向き合い、多角的な視点で運動をしてこられた結果であることも同時に学びました。

 

北海道の市町村65%が消滅可能性都市に。これは現在の179市町村の内122市町村となり、全国的にも2050年には1718市町村内、744市町村になっていることを指しています。衝撃的な事実ではある一方で、この結果は何も今の時代に限ったことではありません。2000年以降三位一体改革でも課題化され地方が輝く未来を地方財政政策として取り組んできました。各地独自で地域課題に取り組み運動を続けて来たからこそ今があることは言うまでもありません。また、日本の指標を参考に北海道としての運動指針が示され、市町村の今後のベクトルも展開されます。そして、その仕組みは青年会議所にも適用されます。今、日本が目指す未来は北海道の指針でもあり、ふらのとして持続的社会を目指すべきコト、今の私たちの行動義務を具体的に示し仕組みの構築につなげる必要があります。

 

 

 

【地域経済委員会 事業計画】

 

 

 

1.共助社会に関する調査・研究・実施

 

 

 

2.富良野圏域におけるGXに関する認識調査・研究

 

 

 

3.青少年育成に関わる仕組み構築・実施

 

 

 

4.70周年記念事業への参画

 

 

 

70周年実行委員会―

 

 

 

70年紡がれた富良野青年会議所の魅力と未来】

 

 

 

今から70年前に旭川青年会議所のご尽力の下、富良野青年会議所が発足し現在に至ります。創立から70年にわたり創られたインフラは多くあり、北海へそ祭りの立ち上げ、北の峰スキー場の設立、最近ではフラノマルシェやフラノコンシェルジュなど、富良野青年会議所出身の先輩諸兄が創られた軌跡は大きな事だと日々感じています。また、それらはふらのに住み暮らす人々の中でも当たり前になっているものも多くその結果に対し、現役メンバーも認識を高め次代に繋げていかなければなりません。また、地域経済を担う企業としても、富良野青年会議所の出身の方が多くご活躍をされています。私は2019年に入会をし、当時は必ず聞かれた「入会のきっかけは?」に対して、知り合いに誘われたと答えていました。しかし、改めて考えると本質的な理由は自身が将来経営者になる上で、富良野で活躍する方たちはどんな方なのかを知った際、富良野青年会議所出身の方が多かったため、入会すると経営を学べるのではないかと思ったのが入会理由の一つです。

 

そして、現在も課題を考察し真摯に向き合う組織の体質が、現在のふらの社会の一端を担い、未来に繋がれています。私たちは今後も、これまでの軌跡とこれからの未来をどのように繋げ、関わる方たちとの共助について考え、先人の方たちの想いを受け取り、地域の更なる発展と仕組み構築を担って参ります。

 

 

 

70周年実行委員会 事業計画】

 

 

 

1.70周年記念式典の実施

 

 

 

2.運動を発信するための最適な機会の研究・運用

 

 

 

3.運動軌跡の調査・研究

 

 

 

4.70周年記念誌の製作

 

 

 

5.シニアクラブとの連携の強化

 

 

 

6.外部教育機関との連携

 

 

 

 

 

【結びに】

 

 

私たちが今できることの一つとして、幅広い視野で一人一人の手を伸ばした行動が円となりの仲間へと移り行く中で、大きな円が成果へと繋がっていくのです。結果は直ぐには出ないかもしれない。でも、仲間と共に創り出した選択肢を信じ確実な一歩を踏み出しましょう。

 

 

一般社団法人富良野青年会議所 

2025年度理事長 糠谷 隆太